0.7センチメンタル

有毒 無益なポエムと意味の無い作り話しか出てきません

反対側の電車に乗ってしまった。

今日はもう無理だと思った。これは甘えだ。 たいしてつらくないのに、頑張ってないのに、私よりも頑張ってる人はたくさんいることも分かってるのに、こんなことしてる間にもしなきゃいけないことも山ほどあるのに逃げ出してしまった。

これも甘えだとは分かっているけど、苦しかったけど誰にもなにも言えなかった。誰に言えばいいのか分からなかった。助けてほしかったけど、助けてなんて言えなくて、助けてもらう方法も分からなかった。いや、誰も助けてくれないことにも気づいていた。

多分私はいつも通り起きていつも通り支度をしていつも通りの電車に乗っていつも通りの人々に会ってヘラヘラしていれば今日も1日何も無かったねとヘラヘラフラフラ帰ったと思う。いつも通りが嫌だったわけじゃない。私だって分からないけど、分からないけどもう無理かもと思った。iPhoneに繋いだイヤホンから流れる『頑張れ』と応援する歌に少し涙が出そうになった。

漠然としたゆるい苦しみを抱えながら今日も生きている。